5.7GHzローノイズプリアンプの製作

もうだいぶ前に購入したセブロン電子のLNA基板がありましたので、製作してみました。

基板はPPOで出来ているようで、専用のケースに入るサイズになっています。
回路図は無かったので、基板パターンを見ながら回路を想像して製作して見ました。

デバイスの選定ですが、5GHz帯では定評のある「FHX76LP」を初段に、2段目はパワーのある
「FHX35LG」としました。
2段目に「FHX35LG」を選んだのは、IP3を良くするのと、出力側からの耐電力を上げる為です。

早速、組み立て(半田付け)してみました。

7L1WQG 5.7GHzローノイズプリアンプ

電源電圧は3Vにしています。その電圧を7660で−3Vを作ってバイアスとしています。
ゲート電圧は10KΩのVRで調整できるようにしています。

調整をしながら、ネットワークアナライザーで特性を調べてみました。

7L1WQG 5.7GHzローノイズプリアンプの特性

ゲインもリターンロスもなかなか良い値になりました。(入力:−50dBm)

その後、NFを測定してみました。

7L1WQG 5.7GHzローノイズプリアンプのNF特性

こちらもまずまずの特性です。かろうじてNF1.0dB以下になりました。

最終的なスペックは下記の通りです。

デバイス:FHX76LP + FHX35LG
VD:3V
VG:-3V 
FREQ:5.76GHz
GAIN:31dB
NF:1dB
VSWR:1.5

最終的な回路図は下記のようになりました。

7L1WQG 5.7GHzローノイズプリアンプの回路図

2010.11.24(更新)



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