nakamichi DAC-101 の改造

今回もカーオーディオで有名なナカミチの「DAC-101」を改造してみました。
このD/Aコンバーターはバブル期に販売された高級機で、現在は中古で比較的安価に入手できます。

惜しげもなく分解し、内部を確認してみました。

dac101 内部1

銅板シャーシの中にDC-DCコンバーターが入っており、基板にはフィルムコンやニチコンミューズが多数使われています。
右上の銅カバー内には TDA1541 シングルクラウン ×2 が使用され、選別品が奢られています。

出力段はオーディオ用トランジスタのプッシュプル構成で、カーオーディオ用としては非常に贅沢な仕様です。

dac101 内部2

シャーシ内には 7805・7905・7815・7915 の4個の3端子レギュレーターがあり、±5V / ±15V を構成しています。

dac101 内部3

古い機種ですので、ケミコンはすべて交換しました。
オリジナルはニチコンミューズ100uFでしたが、今回はオーディオ用470uFへ総入れ替えしました。

dac101-04

オペアンプは JRC 5532D が4個搭載されていますが、私の好みである OPA2134AP に変更。

出力コンデンサはニチコンミューズ22uF → サンヨー OSコンへ交換。

今回は簡単な改造ですが、まだ試聴ができていません。
試聴できましたら、またレポートします。